2012年3月19日月曜日

The message from Malie


丘の上に立っていて感じた
今晩はいつもより早く薪に火をつけ焚き火をした
だけど、その方法には違いがある。

「明日はライブはないですが、皆一緒に集まりましょう」そして?
ライブは一緒だけど、規模が違う 同じ場所ではないが自分の場所である
固定した場所にはとどまらない

火の傍には才能を持った人々がいて、だけどその火には情熱はなく人々はただ静かに火が消えるまでそこにいる

大自然のキャンプの中にいて心が暖まり、電気の眩しい光の中にはいるよりは
自然の火の中で踊りたい

柔らかい衝撃を受けた状態でそこに立って、愛の力で感動を受けた
味気のない夜の集いをいて、そこで何が行われるのか待っていた
何か特別なものくるのを待っていた

私が見た人々の感じは皆、楽しんで入るがもっと他の何かがあると思う

電気を使わず、自然の火の方がより楽しい

私たちにはその光はいらない、何故なら夜や暗闇の中だって私たちの目は自然にいろや動きが見える
声の使命は骨の響きからくる魂であり、マイクも要らない

これは今、大切な時期で、これは私たちの選択である
自然であるべきである、それこそが自然と共に生きる方法である

今、私たちは心の正しい方の近くにいるのに、自然と共にいるべきだったのに
火も私たちを避けてしまった

小さな火の集まりの力、大きな光には嘘や欠けているものがある
今、私たちは大きな火と人々が一緒に共存すると言う事が必要だ
私たちは核や電気に頼らず
今日本でも問題になっているにも関わらず
私たちはそれでも電気に頼っている、家でTVなど様々なところに電気を使っている状況と同じだ、私たちの依存は病気の種と同じ

私たちは可能な限り、電気を買うのではなく自然をより多く使うべきである


 Malie










これがマリからのメッセージでした。
お祭りにいた人じゃないと、情景や何に訴えているかイメージもしにくいと思うけど。
実を言うと、僕はこのメッセージで電気使うな!とか原発反対!を訴えたい訳ではありません。

マリはフランス人です。英語も上手ですが、わからない単語だってある人です。
その彼女が日本人だらけのタイで一週間もあるお祭りに参加し、彼女は自由奔放に色んなコミュニティに入って色んな人と話をしていました。
タイの地元の人でさえも言葉が通じなくても彼女には関係なくて一緒に話して、一緒に微笑んでいるのです。

そして、マリが色んな事を感じて、僕にこのメッセージを主催者や皆に見てもらいたいと彼女からお願いされてから
そのお祭りにたまたま居合わせた
カナダ人でフランス語と英語と日本語が堪能で、日本の高校で英語を教えていたマシューに協力をお願いして、マリからフランス語で書かれたこのメッセージをまずはマシューが大まかに日本語に翻訳して、これまた日本で小学校の先生をしていた心優しいケンタ君が英語でマリとやり取りしながら日本語に書き上げたものなんです。

僕が感じた事はマリのように、伝えたい事を伝え、そこに愛が伴えばこうやって少ない数かもしれないけど広がっていくんだという事です

マリが感じた事は単純に言えば、シャンバラ祭りに対する不満、意見かもしれません
フランス人の彼女がそれを伝える為に詩を書き、その場にたまたま居合わせた人が翻訳をして、日本に帰って来て僕が今こうして少ない人数かもしれないけどblogを見てくれる人に伝えているのです。

僕ならそんな意見を思っても誰にも言わずに胸に留めていたかもしれません。
そこからは何も広がって行きません。

言いたい事を言いたい放題言う事が必ずしも良い事だとは思いませんが
言いたい事も言えないこんな世の中じゃ…ポイズンッ!!なんて鬼塚(反町)も歌っていた通りで

言いたい事を言った後に誰がどう感じるかどうかは誰にも解らないのです。
そこに尊敬があり、愛があれば少なくとも悪い方に伝わる事はないと思うのです。


彼女はこれをポエトリー、詩なんだと言っていました。
きっとフランス語が理解出来たらもっと美しく、綺麗に表現出来たかもしれません。

でも、いいんです。これを見て皆がどう思うと、意味が解らんでも何でも

ただ、僕はこう言ったらどう思われるんだろう?あれをしたらきっと空気を読んでないと思われたらどうしよう?と考え過ぎて

空気を読み過ぎて空気のようになっちゃってる人にはなりたくないのです。
それよりはマリのように話す言葉が違っても、それが大切な事だと思ったのなら頑張って伝えようとする人になりたいのです。

エゴじゃなくて、優しさと愛を持って反抗していきたいんす。


前のブログに「明日続きを書きます」と書いてから早一週間。

あの後、先週は北海道のテレビに出演が決まりタイにて4日間撮影をしていました。
出演する方だから、暇な時間はゆっくりネットでもしたり、ブログでも書こうと思っていたら結構スケジュール的にも朝から晩まで移動しまくり楽しみまくりで全然忙しく、一週間以上たってしまいました。前回、続きが気になる!って言ってくれた人達にありがとう。
ごめんなさい遅くなりました笑

タイのロケ、これについても今度書こうと思います。

今回も長い事読んでくれて、付き合ってくれてありがとうございました。

マリの顔はオオカミのような顔をしていて、性格もオオカミのように一人で自由奔放、動物占いもオオカミだったんだって
一見、厳しそうな人に見える印象です。
だけど、愛に溢れていてしっかりと芯を持っている人、また会いたい。

一応、何枚か撮った写真達〜


彼女がマリです、前も載せたか?










2012年3月9日金曜日

Do what you believe to be loving

お久しぶりです~梨木です。梨木壮太です。


オーストラリアを出てから早1ヶ月半…あれ?まだ一ヶ月半しか経ってないのか?

この一ヶ月も良い時間を過ごせたと言う事なんだなぁびっくりした。

現在は北海道の美唄にいます。雪がなかなか凄いです!
そして本当に思ったより、このblogを読んでくれてる人が多い事を知りました。

うちの母ちゃんもこれを読んでたり、はたまた同じ町内の人なども読んでくれていたようで。
とりあえず自分の内側から来る言葉で書いて行きたいなぁと思っています。

この一ヶ月のタイ、旅をしながらblogを書くと言うのは何だか僕には難しくてインプットするのに必死でした。

少しずつ、そして大した事ではありませんがこの旅で感じた事をここに残したいと思います。


タイでも色々な出会いに恵まれました。偶然バンコクで友達になった男の子がニンビンで会った友達の地元の親友だったり。

オーストラリアで一緒に生活していた友達が彼女を連れていて、再会したり。

基本的には彼らの流れに沿って、バンコクからラオス、そしてチェンマイという流れで旅をしました。

チェンマイから更に北に少し行ったチェンダオという所で行われた「シャンバラまつり」という日本人の南正人さん主催のお祭りに行ってきました。
これを友達二人からお勧めされて、インドに行く前に是非行こうとこの為にタイの滞在期間を伸ばしたようなものだったので、楽しみにして向かいました。

そして結果とても楽しかったです!たくさんの人と会い、たくさんの話をしました。
日本人だけでなく、タイに滞在してるアメリカ人、カナダ人、フランス人、メキシコ人、もちろんタイ人も。

そこにいる日本人もタイに移住している人、東京から来た人、初めてアジアを旅する人、シャンバラの為に無理に有給を取って来た人、仕事を辞めて来た人。
色んな人がいました。

その中でも僕にたくさん刺激をくれたのは、二人のフランス人のマリとリリでした(僕の悪いクセで楽しくなると写真を撮らなくなるので二人の写真がない…)
自分の思い出の為にも写真位とっておけば良かった…

マリ本人が言っていましたが、性格も顔もオオカミに似ていていつも一人でフラフラ歩いていて、誰かを見つけては話をして、また違う場所へ…と言った感じで
凄く不思議な魅力を持った女性でした。フランスでは自分の本を二冊出していて、困っている弱っている人を救う、日本で言うカウンセラーに近い仕事をしているとの事でした。

リリはそんなマリのオオカミ的な性格を良く理解している感じの優しい性格で、今年で旅を初めて5年近くになり、色々な国を回っていました日本にも従兄弟が住んでいて来た事があると言ってました。
彼女はフランスでオーガニックワインのショップをやっているらしく、旅を終えてフランスに帰ったらそれをもっと本格的に始動させると意気込んでいました。
フランスには彼氏と一緒にトレーラーハウスに住んで、小さいコミューンのような場所を友達数人で作って住んでいると言っていました。

二人はとても意志の強い人達でした。

それはシャンバラまつりの4日目だったと思います。

8日間あるお祭りの間と言う事で4日目はライブステージはお休み、皆休んで各々楽しみましょう~!というアナウンスが三日目にされていました。

4日目、僕は許可をもらって焚き火できる場所を作りました。周辺に泊まっている人達とマリとリリと皆で火を囲んで話をしていました。
そしてライブステージはないが今夜は食堂の近くで民謡だったりを唱ったり踊ったりするから皆で集まりましょう~!と言うに事になって人が集まっていて、マリとリリもそこに行くと言って音のなる方へ向かって行きました。

僕は焚き火が気持ちよくて、ずっと自分のテントの周辺にいたのですが民謡の様子を見に行ったマリが突然帰ってきて
「貴方に話があるからちょっと来て欲しい」と言われて、マリの後を追うような形で僕は付いて行きました。

ちょっと見失って、皆が民謡、盆踊りの様な唄と踊りを日本人がしているその周辺を僕は目でマリを探しました。
すると一人の女性に半ば強引に、その盆踊りに参加させられようとしているマリをハケーン!

どうしたの!?と聞いた僕。

この踊りは何なのですか?とマリはその日本人の女の子に聞いた所、とりあえず踊らにゃ損々!という事で腕を引っ張られていたらしい。

マリは少しだけ怒っているのか悲しいのかわからない表情で真面目に
「これはなんなの?どうしてこんな事をするの?」
それは察するにどうやら
ライブはお休みと言ったにも関わらず、民謡を唄い演奏する人はスピーカーや照明をわざわざ食堂に運び新たなステージを作り、ライトの逆光で誰が誰だか顔がよくわからない中、演奏をしている。
そのすぐ隣には会場の中にある一番大きな焚き火が出来るスペースがあって、そこには多くの「日本人ではない」人達が暖をとって不思議そうに盆踊りを見ていた。


これがどうにも気に入らないという事くらいしか、この時の彼女の言葉は僕の乏しい英語力では完全には理解出来なかったけれど、このお祭りに対して感じた不満をオーガナイザーに伝えたいから一緒に来てくれとの事だった。
不満と言うか、彼女自身もこう言ったお祭りをフランスで何度も行っていて、その事についてただ議論したいとの事だった。

一緒に来てくれる?

僕は行くと言ったけど、正直ビックリしてしまった。
自分は特別そんな事は感じていなかったし、恐らく僕が日本人だったからかもしれない。
とりあえず彼女に付いて行き、僕はスタッフの方が休憩している所に行き、変な目で見られながら近くにいた。
彼女は何人かに話しかけ穏やかに他愛もない話をしていて、あれ?さっき怒っていたのは僕の理解不足かな?と思った。

それでしばらく話し込んでいたので、僕は一度席を外して食堂の外で待っていた。

マリが戻って来て言った「この気持ちを私は詩にするから、訳すの手伝ってくれる?そしてそれを皆に見てもらいましょう!これが今回の私たちのプロジェクトよ。」と言った。

あ、やっぱり伝えたい事はちゃんとあったのね!笑
となって、次の日にマリは詩を書き翻訳はお祭りに来ていた、マシューというカナダ人で英語とフランス語そして日本の高校で英語の教師をしていて、日本語も喋れるという彼が手伝ってくれた。
僕はその日具合が悪くて、翻訳のお手伝いを出来なかったのだけど、ケンタ君と言うこれまた小学校の先生をしている彼が翻訳されたのを加筆してマリが思った事、そしてそれを何とか文章にした。

僕はそれを自分のblogに載せる事を約束して、マリとリリとは会場でお別れした。
お祭りに行った人でしかわからない空気感もあると思うけどそれを紹介しようと思います。

ちょっと説明だけで長くなったので、また明日書きます。

世界には面白い人がいて、真剣にこれからの人類について、愛について考えて実践してる人がいるんだと思わせてくれました。
それは決して大袈裟な事ではなくて、情熱を持って行動を起こす。というシンプルな事でした。

場所や、ましてや国籍、性別なんて関係ないんだと教えてくれた。

マリとリリだったのでした。


I hoping to see you again in France!!
Thank you for told me about do what you believe to be loving.